大日本帝國陸軍戦闘機
四式戦闘機 「疾風」
ハセガワ 1/48 四式戦闘機『疾風』

作例は初の四式戦装備部隊である陸軍の飛行第二二戦隊所属機。
同部隊は来るべくフィリピン決戦用の部隊として編制が着手されたが、中国大陸における大陸打通作戦に投入されるべく期間限定で第五航空軍の指揮下に編入され南京に進出。その後フィリピンに進出し、第四航空軍の指揮下でフィリピン決戦を戦い抜く。
作例はフィリピン戦闘時に使用された四式戦の後期量産型(・・・だと思われる機体)。
(各画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
ブログにも書きましたが、オイラは四式戦『疾風』に関して殆ど知識が無い。というかあまり興味が無かった。なので過去に一度も作ったことが無く、今回が初めての作成である。
キット自体は今まで作成してきた1/48の機体の中でも最高レベルの作品なのではないかと思うほどに細かいとこまで良く出来ている。
作ってみて・・・四式戦もいいなぁ・・・と思うほどに。
とりあえず機体デザインのバランスは非常に良い機種だと思った。大東亜決戦機の名も伊達じゃない・・・と言うべきか。

作例では『後期量産型』だと思って作成している。キットを見る限り、後期型?と判断したのだが、キットの『マーキング及び塗装図』を見る限り増加試作機だが後に排気管周りを改修した機体(常陸教導飛行師団所属機)や初期量産型の機体(飛行第二二戦隊 932号機)をチョイスしている。だが機体下面のモールドを見る限り後期量産型だと思われるのだが・・・この辺りはオイラにはイマイチ判断できない。(資料も少ないし)
ちなみに車輪覆板(ホイール)に関しては初期型用のホイールとなっている。コレはワザと。いや、後期型でも初期型ホイール装備機は存在しているし、飛行第二二戦隊は増加試作機当時から運用している為補充品はあるだろうと・・・(フィリピン戦進出時にはどうかと思わなくも無いが) 何より初期型のスリット付きの方が気に入ったからだが。(ちなみにキットの指定は後期型のスリット無し)

まぁ、そんな訳(?)で作例は飛行第二二戦隊所属機とし、デカールのあった932号機の機体番号は貼らずに仕上げ、時期的にも塗装は新制定の塗装パターンになっていると思われる為、それに準じた塗装を行った。(多分合っていると思う。想定は1944年(昭和19年)11〜12月頃のフィリピン戦 )

塗装の剥がれ表現は相変わらずいい加減なのだが・・・まぁこの辺りは数をこなすしかないかと思っている。もっとも作れば作るほど剥がれ表現が汚くなっていく気がしてはいるのだが。汚し加減が微妙だ。
それにしても・・・垂直尾翼の剥がれている上からの部隊マーク・・・決して間違っているわけではないのに、どうにも違和感が。次回撮り直しまでにはちょっと手を加えてみようかと思う。


2010/1/21 各画像を再撮影したものに差し替えました。



四式戦闘機『疾風』に関する解説(・・・は多分無理(泣) )
(2009.9.7 完成)