大日本帝國陸軍戦闘機
一式戦闘機 「隼」 U型乙
ハセガワ 1/48 一式戦闘機『隼』U型 後期型
作例は昭和19年春頃 ビルマ航空戦における飛行第六四戦隊 飛行隊長 宮野英夫大尉の乗機である。

本機は一式戦闘機U型の中でも『乙型』と呼ばれる推進式集合排気管を装備する機体であり、また『統一型』に区分される落下式増槽を装備する機体である。 
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今回はT型とU型を同時に製作したのだが、2機の内どちらか1機は飛行第六四戦隊所属機にしようとしていた。でU型であるこちらが六四戦隊機となった。『隼』本来の形状とも言うべきU型だが、性能面ではこのU型乙が一番なのではないだろうか。U型改の推進式単排気管方式も捨てがたいが、やはり『隼』は集合型排気管の方があっている気がする。

模型製作に当たってジュラルミン無塗装仕上げの上にマダラ迷彩を乗せていく本機のような塗装方法は約2年前に作成した三式戦闘機『飛燕』に続いて2機目である。前回はよく分からずに吹いた銀塗装だったが、今回の作例では正直失敗したと思った。なんというかシルバーじゃなくてメタリックグレー? でも結果から言うと結構自分好みに仕上がった気がする。個人的にはこれぐらいの方が好きだ。
また今回はほんの気持程度だが普段行わないスミ入れ&ウォッシングを行っている。またマスキング及び部隊マーク、指揮官機識別ライン等も吹きつけで行っている。これも三式戦と比べてみると差がはっきりと分かる。恐らく後のレシプロ機製作に当たってはこの方法が標準になるかな?と思っているのだが・・・(部隊マークはデザイン次第w)

マダラ塗装のパターンは可能な限り資料に合わせる様にしたが、右側面に関しては資料が無かった為想像で吹き付けている。

一式戦闘機『隼』に関する解説
(2008.10.11 完成)